2010/04/22 Thu 白浪1

「畜生ッ、聞いたか、昨日は芳坊ンとこがやられちまったらしい」
「だからお前(めえ)、次郎吉(じろきち)[1]が跳び回っていた時代じゃありゃしまい、あんな鼠一疋獲らねえ猫を飼ってたって、なんの役立ちやしないと言っといたのに」
それを聞いた言い出しの男、屹(きっ)と一言、
「え、馬鹿野郎、何吐(ぬ)かす、猫にゃナンの罪もねェ、猫は良い、あァ人間よりよっぽど良い」「なんだと、猫みたいな声出しやがって」畜生巡って喧々囂々(あれやこれ)。

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[1]江戸時代に実在した、義賊として知られる鼠小僧。

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というわけで、唐突に書きなぐった予定短編の文書を唐突に連ねてみます
おほう、びっくりするほど表現能力が無くてこれだけ書くのにものすごく日数を費やしてしまった
地の文がある物語を書いたのは殆ど初めてみたいなもんなので、どうなるかわからない
そんな見切り発車をしたのは、最近びっくりするほどつまらない手記ばかりなブログになってるので、ちょっとでも波を立てようという、それだけのことでした
あと文字サイズが若干でかいのは、ルビが小さすぎて読めないからです


起承転結の起すら書き終わっていない全くもって中途で終わる続きは「つづき」から

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　人の世が生まれ、法という罪を模る型枠が作られて幾星霜(どれだけ)か。石川が煮られても種は尽きることなく[2]、煮汁を糧に次の新たな芽が息吹く。北方に海を臨み、建場(たてば)[3]としての役廻りを備え、行き交いの喧騒の中にありながら秩序を保っていたこの町にも、水面を乱す、白い波一つ。
　その白浪[4]、嘗(かつ)ての義賊五右衛門や鼠と表裏成し、罪あるかなきかの市民の懐を漁っては贓物[5]蓄え、偸安(とうあん)姑息(こそく)[6]に自堕落な生活の資としていた。天網[7]恐れぬ悪事の働きに、厚き徳望に泥を塗られし貴族は憤怒し、利の実を掠られ商家が息巻き、果ては富むにあらぬ茅屋(あばらや)までも喰尽(あら)され庶民は愁嘆す。鳥目(ぜに)巻上げ高利を貪る不徳商人から金品掻払(かっぱら)い、貧者に分け与える義侠の徒ならば拍手喝采(あっぱれ)賛同の声を灌ぐ輩も出没(でてき)たであろうが、賢愚邪正貴賤貧富老若男女の違いを弁えぬその様斯くの如し、全く以(もっ)て破廉恥非道、彼の白波は只管(ただただ)義憤の的にして、然(さ)れど界隈(しない)最大の関心事であった。
　否(いや)、白浪を以て最大とは言が過ぎたか過ぎざるか、この市井にはもう一つの関心が存在していた。町の南方に壁か屏風かと聳える霊峰奥深(あなた)に出没(あらわ)れた怪鳥騒ぎ。片翼だけで一丈[8]に及ぶかの長大に蛭のぬめりを帯び、嘴先は卑しく歪に仰のき、放たれる不快な啼声は蛆が蠢爾するかの如く耳に侵蝕(はいりこ)む、唯一美点は燦爛白磁と煌(かがや)く鉤爪のみ。化け鳥現れたるは鬼魅(おに)が齎(もたら)した奇禍(わざわい)なれど、紫宸殿ではなく[9]人為及ばぬ魑魅(せいれい)の領域(すみか)を根城としたのは天が施した慈悲(おんけい)か、怪鳥は滅多に見場悪き体躯を人目に曝すことなく、唯その耳に触れるのみ。対岸よりも隣家の火難、怪鳥騒ぎが怪盗騒ぎに取代るのは時流と見えた。
　その自然に逆らい、山(とり)と海(なみ)が民衆(ひとびと)の好奇(かんしん)に並立するまでに対岸[10]が再燃したのは、地獄の沙汰もなんとやら、一重に龍の宝珠(くびのたま)ならぬ猛禽の宝玉(かぎづめ)に賭けられた賞金であった。

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[2]石川五右衛門の辞世の句「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」。
[3]俥、馬車などの発着場。
[4]盗人。
[5]不正な行為で得た物品。盗品の類。
[6]目先の安楽を貪ること。
[7]罪悪を逃さぬため、天が張り巡らせた網。
[8]約3.03メートル。
[9]1334年怪鳥以津真天が紫宸殿上に現れた逸話。
[10]怪鳥騒ぎ。

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ほほ、自分で言うのもなんだけど、これだけ稚拙な文章でこの分量、私なら読みたくない。
ちなみにこの町とこの霊峰、実を言うと立山付近を想像してました
だって建場のあった町って、鏡花さんの話に出てきた高岡-石動間しか知らないもの

もし目を通してみて、何か思うところがあった方は気軽に言ってください
特に、この単語の使い方おかしい、とか、この単語でこのルビは間違ってる、とかは恥ずかしいので至急…
あと、ふふん こんな言い回ししたらもっと恰好良いぜ、とか
特に最後、推敲してないので (´；ω；`)ﾌﾞﾜｯ なことになってるのは知ってます
あと、片翼3メートルって大きいの？小さいの？

一応ストーリー展開は決まってるんですが、続けられるのか続いても載せられるのかは天さえも知らないんじゃないでしょうか

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2010/04/19 Mon ああああああ！

大学から離れてうん日、PCメールを見ていなかったため、個人的なメールが送られていたことに全く気づいていなかったおきるです…
ひああああ、ごめんなさいすみません、そしてメール見てないよね？って電話まできたおきるです…ひああああ！

庵玖ちゃんもごめん（ここ読んでるかわからないですが）、一週間遅れですが気づきました、今から読もうと思います
そして私がちょうどサイト開いた時、初っ端から国ちゃんの名前が出てて笑けました

読む、に関連してですが
今、もそもそと短編なお話書いてみたりしてます
むう、プロットって何、おいしいの…？
人物の名前さえ決まらないまま見切り発車、それがおきるさんクオリティ

2010/04/16 Fri ななじゅうまん

村上さんの、続編が出ましたね
おきる宅では朝7時半に買って満足、おかげでまだ誰も読んでないです
ちなみにおきるさん自身は1すらも読んでないです　あれー？
父曰く読みやすいらしいので、取り敢えず明日返す本を終わらせてから読んでみます

2010/04/14 Wed ぜぜぜ絶壁ちゃうわー！！！

そんな馬鹿な
世の中、
絶壁むしろGJ
な人もいるのに
でも私はぼいんが好きだ

けれど、一番重要なのは、その人に一番あったおっぱいサイズであることだと思うんだ
だからてんこは絶壁で良いよ

別に読書くらいしかすることなくて頭が湧いたわけじゃないです

2010/04/13 Tue 実は

長谷川等伯さんって知らなかったんですが、千利休の有名な肖像を描いた人だったんですね
展示されてた実物を見て、初めて知りました

べ、別に等伯さんが七尾出身だから興味持ったってわけじゃないんだから･･･！